ブルース・エドワーズのことはうっすらと知っていた――主にぺブルの17番でトム・ワトソンがチップインしたとき「Told you so!」と言った相手として――つもりだけど,彼が今のキャディーの姿のパイオニアだったことは知らなかったし,ターンベリーの〈Duel in t…
少しクセのある文章(というか人柄)だとは思うのだが、とにかく読んでいて楽しい。言語によって濃淡はあるものの、いろんな体験をされているところが驚愕に値する。そしてなにより、言語--言語一般というよりは個別の言語--に対する素直な感情が溢れ出…
なぜ男女の賃金に格差があるのか:女性の生き方の経済学作者:クラウディア・ゴールディン慶應義塾大学出版会Amazon 第1章 キャリアと家庭の両立はなぜ難しいか――新しい「名前のない問題」 職場での男女平等がようやく私たちの手に入ったように見え、かつてな…
渋谷駅前の人が紹介していたので眺めてみた。 2024年版:独断と偏見で選ぶ、データ分析職の方々にお薦めしたいホットトピックス&定番の書籍リスト - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ データサイエンススキルとデータエンジニアリングスキルの…
高速ジャンクション&橋梁の鑑賞法講談社Amazon まさに〈鑑賞法〉であって,それぞれのジャンクションをどこから見たらいいのか,どうやって写真を撮ったらいいのか,みたいな話。ジャンクションに対するフェティッシュな愛なのだが,一方で(僕がうっすら期…
ふしぎな国道 (講談社現代新書)作者:佐藤健太郎講談社Amazon 余はいかにして国道マニアとなりしか 本書は,日本の道路行政の問題について鋭く分析・検討し,何ごとか物申すような本ではない。各地の絶景やグルメを楽しむための,ドライブガイドのような本で…
借りるとき全然気づかなかったけど,これ大きな子供向けの伝記だわ。QRコード読み取って音楽が実際に聴ける仕組みにしてるのはいいと思う。 音楽家の伝記 はじめに読む1冊 バルトーク (音楽家の伝記はじめに読む1冊)作者:ひの まどかヤマハミュージックエン…
コレクション・フランス語 (1 入門) ()白水社Amazon ユニークで意欲的なシリーズである。その第1巻,〈入門〉と銘打ちながら,他の入門書とは一線を画す。だって〈文法〉は第3巻にまわしているから,ここではとにかく初歩的な表現・会話ができることに注力し…
著者は,極端とも思える方法で人間の限界を押し広げていこうと突き進んだ人たちの物語を織り交ぜながら,過去から現在までの科学的知見を駆使し,人間の耐久力を決めるものや,痛み,筋肉,酸素,暑さと熱,のどの渇き,エネルギーといった肉体に影響する要…
うーむ。読む人が読んだら面白いんだろうな…。 歴史とは何か (岩波新書)作者:E・H・カー岩波書店Amazon はしがき 1961年の1月から3月にかけて,E・H・カーは,ケンブリッジ大学で『歴史とは何か』と題する連続公演を行ない,同年秋,これを書物として出版し…