Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

チョ・ヒチョル『本気で学ぶ韓国語:発音・会話・文法の力を基礎から積み上げる』ベレ出版

すごくいい。タイトルに偽りなしで,まさに「本気で学ぶ」としたら,この本がベストなように思う。

というのを前提で,難癖というか疑問というかを書いてみるんだけど,初学者が独学でこの本をつかって学ぶときに,どうやって学んでいくのがいいんだろうと悩む。

というのも,最初の「文字と発音」のところはシンプルで,単に覚えていくしかないし,覚えていけばいい。けど,それに続く「文法と会話」のところが問題。会話があって日本語訳があって,初出の単語の訳があって,そのあと文法の解説がいくつか出てきて,そして練習問題。こういう構成は至極まっとうだと思いつつも,単語が分からないと文章が読めないし,文法が分からないと文章の意味が分からないし,であれば最初に単語を覚え(しかしCDには単語の発音はない。まぁ分かるっちゃあ分かるけど),それから文法のところをさっと眺め,それから会話に戻って単語と文法を意識しながらその会話を覚え,声に出して読み……みたいな感じでいいわけ?

そうするしかないんだろうけど,なんかテキストをいったりきたりしながら読んでいくというのが時に苦痛で……。

829.1