『本気で学ぶ…』があるし韓国語の本は買わなくていいかなと思ってたけど,書店で目に入ったのがNHK出版の『これならわかる 韓国語文法:入門から上級まで』。なかなかいい本だなと思ったけど,音声はついてなさそうなので断念。でもその隣にあったこの本も,なかなかいいなと思った。その理由はいつかあって:
- それぞれのセクションでの学習の目標が分かりやすく記されていること
- カタカナで読み仮名を振るんじゃなくて,発音記号が記されていること
- 第1課のテーマが「基本的な母音と子音」で,すぐにスキットに入っていくこと
- 最初に文字と発音をガッツリやってからスキットに入るのが普通だと思うけど,それでダレるのを見事に回避してる
- 当然ながら最初のスキットは大した文章にはなりえないけど,そんな制約の中で「早く文章を喋りたい」という気持ちに応えてくれる
- 文字を手書きする際の注意点が載っていること
- 音の高低(イントネーション)が丁寧に説明されていること
- 理論上の発音と実際の会話での発音との違いにも触れている--たとえば<여요>
- <위><의>の発音の違いにも触れられていて,ほんと痒いところに手が届く
- 装丁のクオリティーが高く,見やすいし分かりやすいこと
NHK出版の語学本は,なかなかいいな……。
補足
さいしよに見たとき,用言の活用とかIII型とか結構難しい書き方してるなと思ったんだけど,『韓国語のしくみ』を読んでから戻ってきたら,いやいやこのコンパクトな中にすごく整理されて書かれているんだなってことが分かった。
これからはじめる韓国語入門 (音声DL BOOK) | NDLサーチ | 国立国会図書館
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