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ランダムな読書歴に成り果てた

藤沢晃治『「分かりやすい表現」の技術 : 意図を正しく伝えるための16のルール』講談社(ブルーバックス)

道路標識や案内,看板,広告などで,分かりにくい実例を挙げて改善例を提案している。分かりにくい例を「違反」と称しているのはどうかと思うが。

著者が第4章「『分かりやすい表現』のルールブック」でまとめている16のルールは,以下の通り:

  1. おもてなしの心を持て。
  2. 「受け手」のプロフィールを設定せよ。
  3. 「受け手」の熱意を見極めよ。
  4. 大前提の説明を忘れるな。
  5. まず全体地図を与え,その後,適時,現在位置を確認させよ。
  6. 複数解釈を許すな。
  7. 情報のサイズ制限を守れ。
  8. 欲張るな。場合によっては詳細を捨てよ。
  9. 具体的な情報を示せ。
  10. 情報に優先順位をつけよ。
  11. 情報を共通項でくくれ。
  12. 項目の相互関係を明示せよ。
  13. 視覚特性(見やすさ)を重視せよ。
  14. 自然発送に逆らうな。
  15. 情報の受信順序を明示せよ。
  16. 翻訳はことばではなく意味を訳せ。

これら16のルールも,著者が主張するように「大分類>中分類>小分類」で分類してくれたら嬉しいんだけど。

336.5

「分かりやすい表現」の技術 : 意図を正しく伝えるための16のルール (講談社): 1999|書誌詳細|国立国会図書館サーチ