Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

リード・ヘイスティングス, エリン・メイヤー『NO RULES:世界一「自由」な会社、NETFLIX』日経BP

NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX作者:リード・ヘイスティングス,エリン・メイヤー日経BP 日本経済新聞出版本部Amazon 内容というか目指している企業/組織像として『ティール組織』*1に近いと想像するんだけど,こっちの方が圧倒的…

ニール・スティーヴンスン『スノウ・クラッシュ』早川書房(ハヤカワ文庫)

スノウ・クラッシュ〔新版〕 上 (ハヤカワ文庫SF)作者:ニール スティーヴンスン早川書房Amazon スノウ・クラッシュ〔新版〕 下 (ハヤカワ文庫SF)作者:ニール スティーヴンスン早川書房Amazon あぁ,自分はもう小説が読めない体になってしまったのか……。最初…

フレデリック・ラルー『ティール組織:マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』英治出版

ティール組織 ― マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現作者:フレデリック・ラルー,嘉村賢州英治出版Amazon 人気の本っぽかったので借りてみた。 まず〈ティール〉って色の名前なんだそうな(teal)*1。著者いわく,人類のパラダイムと組織の発達にはい…

戸田山和久『哲学入門』筑摩書房(ちくま新書)

哲学入門 (ちくま新書)作者:戸田山 和久筑摩書房Amazon どこで本書の存在を知ったか忘れたけれど,いやーいいものを読んだ。自然科学的世界像の中に哲学を埋めこもうとする試み。自分にとってまったく知らなかった世界で,スリリング。〈こころ〉の世界にと…

S.S. スキーナ『アルゴリズム設計マニュアル 上』丸善出版

アルゴリズム設計マニュアル 上丸善出版Amazon 本書は,プログラミングの初歩を学んだ生徒や,実際のプログラミング現場で活躍しているプログラマー/技術者を対象としたアルゴリズム設計のレファレンスマニュアルである。/読者が抱えている応用上の問題を…

ラリー・ダイアモンド『侵食される民主主義:内部からの崩壊と専制国家の攻撃 下』勁草書房

侵食される民主主義 下: 内部からの崩壊と専制国家の攻撃作者:ラリー・ダイアモンド勁草書房Amazon 下巻も読了。上巻はビッグピクチャーを描いていたのに対して,下巻は細かい処方箋――特にアメリカにおいて民主主義を回復するための――といった様相を呈してく…

日本計算工学会『ソフトコンピューティング:工学的基礎および建築、ロボット、航空宇宙、交通への応用』丸善出版

ソフトコンピューティング: 工学的基礎および建築、ロボット、航空宇宙、交通への応用丸善出版Amazon どこでこの本の存在を知ったんだっけな? ソフトコンピューティングとは,アルゴリズムできちんと記述されないと作動しない,融通の利かない従来型のコン…

デイヴィッド・エンリッチ『スパイダー・ネットワーク:金融史に残る詐欺事件――LIBORスキャンダルの全内幕』ハーパーコリンズ・ジャパン

スパイダー・ネットワーク 金融史に残る詐欺事件――LIBORスキャンダルの全内幕 (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)作者:デイヴィッド エンリッチハーパーコリンズ・ジャパンAmazon LIBORに〈不正〉があって廃止されたことは知っていたけど,まさかこんなこ…

ドン・マントン, デイヴィッド・A・ウェルチ『キューバ危機:ミラー・イメージングの罠』中央公論新社

キューバ危機 - ミラー・イメージングの罠作者:デイヴィッド・A・ウェルチ中央公論新社Amazon 『国際紛争』で存在を知ったこの本。 本書を執筆した動機には,一九六二年のキューバ・ミサイル危機を扱った著作のうち国際関係論の入門的な授業で使え,読みやす…

ラリー・ダイアモンド『侵食される民主主義:内部からの崩壊と専制国家の攻撃 上』勁草書房

侵食される民主主義 上: 内部からの崩壊と専制国家の攻撃作者:ラリー・ダイアモンド勁草書房Amazon とりあえず上巻を読了。 サブタイトルで〈内部からの崩壊〉っていってるのの最たる例はドナルド・トランプ(を大統領に選出するに至ったアメリカの分断・選…