Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

旦部幸博『コーヒーの科学:「おいしさ」はどこで生まれるのか』講談社(ブルーバックス)

これまた「これぞブルーバックス」という内容だった。奥が深すぎて,自分ちで淹れようとは思わない……(エスプレッソマシンを除く)。 コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか (ブルーバックス)作者:旦部幸博講談社Amazon 内容紹介: コーヒーの独…

佐藤成美『「おいしさ」の科学:素材の秘密・味わいを生み出す技術』講談社(ブルーバックス)

「おいしさ」の科学 素材の秘密・味わいを生み出す技術 (ブルーバックス)作者:佐藤 成美講談社Amazon コンパクトながらも,まさに“「おいしさ」の科学”にまつわるネタが網羅されており,これぞブルーバックス!という感じ。 内容紹介 焼き色がつくと、なぜお…

メアリアン・ウルフ『プルーストとイカ:読書は脳をどのように変えるのか?』インターシフト

「プルースト」という名前,あるいは「プルーストとイカ」という数奇な組み合わせに惹かれて手にとってみたけど, プルーストとイカ―読書は脳をどのように変えるのか?作者:メアリアン・ウルフインターシフトAmazon 思ってたのと全然違ってた。(何を思ってた…

田澤耕『物語 カタルーニャの歴史:知られざる地中海帝国の興亡』中央公論社(中公新書)

上司がカタルーニャ人だからこの本を手にとってみたのだけど…… 物語 カタルーニャの歴史 増補版-知られざる地中海帝国の興亡 (中公新書)作者:田澤 耕中央公論新社Amazon 著者いわく「(カタルーニャの)中世は,まさに劇場さながらの面白さ」でありながら,…

デイヴィッド・ライアン『監視文化の誕生:社会に監視される時代から、ひとびとが進んで監視する時代へ』青土社

どこでこの本の存在を知ったんだっけ? そもそも自分は「監視」なんかに興味あったんだっけ? 監視文化の誕生 社会に監視される時代から、ひとびとが進んで監視する時代へ作者:デイヴィッド・ライアン青土社Amazon しかし「監視文化」を考える際に,『一九八…

山口慎太郎『「家族の幸せ」の経済学:データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実』光文社(光文社新書)

「家族の幸せ」の経済学 データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実 (光文社新書)作者:山口 慎太郎光文社Amazon 第41回サントリー学芸賞受賞作。 第41回サントリー学芸賞決定 - Dribs and Drabs なんだけど,著者が中で何度も強調しているように,当たり…

ロゲルギスト『新 物理の散歩道:第1集』筑摩書房(ちくま学芸文庫)

新 物理の散歩道〈第1集〉 (ちくま学芸文庫)作者:ロゲルギスト筑摩書房Amazon 大学生のときに友人Sに「ロゲルギストおもろいで」って言われたような記憶がかすかにあるんだけど,それから四半世紀経ってようやく読んでみた。 ……うん,まぁ,面白いことはなく…

大垣尚司『金融と法:企業ファイナンス入門』有斐閣

金融と法 -- 企業ファイナンス入門作者:大垣 尚司有斐閣Amazon 一度読んでみたかった。と思ったら実は妻が持ってたということで,つまみ食い。 金融と企業ファイナンスの(基本的なところの)知識の整理になるし,金融側の人間にしてみたらそのエリアでの法…

モードリス・エクスタインズ『春の祭典:第一次世界大戦とモダン・エイジの誕生』みすず書房

何なんだ,この本は。 春の祭典 新版――第一次世界大戦とモダン・エイジの誕生作者:モードリス・エクスタインズみすず書房Amazon というか,そもそもどこでこの本の存在を知ったか覚えてなくて(何か書評で目にしたか,あるいは単に『春の祭典』――僕が子供の…

清水唯一朗『近代日本の官僚:維新官僚から学歴エリートへ』中央公論社(中公新書)

近代日本の官僚 - 維新官僚から学歴エリートへ (中公新書)作者:清水 唯一朗中央公論新社Amazon 思ってたのと違ってた…。この「思ってたのと違ってた」感,この本のときと同じだ。 浅見雅男『皇族と天皇』筑摩書房(ちくま新書) - Dribs and Drabs 原題の官…