Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

清野智昭『ドイツ語のしくみ』白水社

単語とか文法とかスウェーデン語に似てるとこあるなぁと思った。同じゲルマン語だからそりゃそうなんだろうけど。ということでドイツ語がぐっと身近に感じられた。 ドイツ語のしくみ《新版》作者:清野智昭白水社Amazon i ドイツ語について,みなさんはどのよ…

小倉博行『ラテン語のしくみ』白水社

ラテン語のしくみ (言葉のしくみ)作者:小倉 博行白水社Amazon i この本には,普通の語学書のような文法表がありません。また「これをクリアしなければ次の章に進めない」といったこともありません。むしろそれとは反対に,どんどん先へ先へと読み進めていっ…

岡本信照『スペイン語のしくみ』白水社

スペイン語のしくみ《新版》作者:岡本信照白水社Amazon i 1章 文字と発音のしくみ スペイン語は「ローマ字読み」が基本です。しかも,母音はア,イ,ウ,エ,オの5個だけです。だから,日本語話者にはとても発音しやすい言語です。 スペイン語の発音で大事な…

植田かおり『古典ギリシア語のしくみ』白水社

やっぱり言葉の裏にある文化に厚みがあると,その言語についての文章にも自然に厚みが出る。無理に面白い文章を書こうとはしていないのに,自然に面白い。それが本書。 あと,古典ギリシア語と現代ギリシア語との違いを知りたくて,同僚のギリシア人に質問し…

市之瀬敦『ポルトガル語のしくみ』白水社

このしくみシリーズ,著者の軽い語り口が特徴のひとつだし,そこに個性が出て面白いのだが,このポルトガル語の著者はその部分があまり面白くない……。ロシア語とかチェコ語みたいなエキゾチックな言語なら余談もいろいろ書けそうだけれど,ポルトガル語だと…

金指久美子『チェコ語のしくみ』白水社

なるほどチェコ語が複雑なことがよく分かった。しかし自分としてはなんとしてもものにしたい。 チェコ語のしくみ《新版》作者:金指久美子白水社Amazon i 1章 文字と発音のしくみ チェコ語はロシア語と親戚関係にある言語です。ロシア語がキリル文字を用いて…

黒田龍之助『ロシア語のしくみ』白水社

ロシア語のしくみ《新版》 (言葉のしくみ)作者:黒田 龍之助白水社Amazon この本は『ロシア語のしくみ』です。ロシア語は多くの人が「なんとなく難しそうだ」と言じている言語です。でもどこがどう難しいのか,説明できる人はあまりいません。本当はどうなん…

竹村景子『スワヒリ語のしくみ』白水社

『世界の言語入門』で紹介されていた本をさっそく読んでみる。そして,近所の図書館にはこの『〇〇語のしくみ』シリーズが豊富にあったのが,嬉しい誤算。 で,このシリーズ。「その言語がどんな感じなのかとりあえず知りたい」というーー僕のようなーー人間…

志賀浩二『微分・積分30講』朝倉書店(数学30講シリーズ)

志賀浩二先生の訃報に接し,30講シリーズを改めて眺めてみようと思う。で,シリーズ最初の『微分・積分』。〈数と数直線〉という初歩的なところから始めて,テイラー展開とそのもつ深淵な意味合いを感じさせるところまで持っていってくれる。Tee Timeで述べ…

ジョン・フェインスタイン『天国のキャディ』日本経済新聞社

ブルース・エドワーズのことはうっすらと知っていた――主にぺブルの17番でトム・ワトソンがチップインしたとき「Told you so!」と言った相手として――つもりだけど,彼が今のキャディーの姿のパイオニアだったことは知らなかったし,ターンベリーの〈Duel in t…