以前誰かが勧めてて,ようやく手にしてみた。
ある意味『現代の金融政策:理論と実際』と表裏をなす本で,東京のマネー・マーケットの現場の具体例や詳細がよく分かる。「理論だけ読んでも実感がわかない」という人は,「第1章 マネー・マーケットと日銀金融政策」だけでも読むと,かなりいいんじゃないかなぁ。
ところで,
『東京マネー・マーケット』の初版は,1983年に刊行された。当時の東京市場は,「極東の一ローカル・マーケットから,国際的なセンターをめざしてテークオフしようとしていた時」だったと,第5版(1996年刊)の「はしがき」は回顧している。
とのことで,ねー,そういう時代ってワクワク感があっていいですよねー(ハナホジ)