Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

藤原正彦『遥かなるケンブリッジ:一数学者のイギリス』新潮社(新潮文庫)

藤原正彦に関してはこれまで「その顔と髪で<品格>とか語るなよ」と思ってたし*1,そもそも数学者としての実績ってどうなのよと思ってたけど,このケンブリッジ滞在記は面白かった。誰かが書いてたけど,オックスブリッジの「カレッジとユニバーシティ」というわけわからない関係については,この本がいちばん参考になった。

あと関係ないけど,藤原正彦の父が新田次郎だと知ったのはつい最近で,世の中はなんと不公平なんだろうと思った。

302.33

遥かなるケンブリッジ : 一数学者のイギリス (新潮社): 1991|書誌詳細|国立国会図書館サーチ

*1:まぁこういうものの言い方が「品格」とは相反するものなんですが